『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の誓いの意味は?契約印は何だったのか

ジブリ映画の名作『千と千尋の神隠し』では、湯婆婆が「働きたいものには仕事を与える」という誓いを立てていましたが、

  • 一体誰に対する誓いなのか
  • どういう意味のある誓いなのか
  • 銭婆の契約印とはどんな関係があるのか

などなど、疑問が残る設定でしたよね。

これらの疑問についていろいろ考察してみましたので、早速確認していきましょう!

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目次

湯婆婆の誓いとは

湯婆婆の誓いのシーン

湯婆婆の誓いについて触れられているシーンはいくつか存在しますが、まず、千尋が湯婆婆に働かせてほしいとお願いするシーンです。ハクによると、「働かないものは動物にされてしまう」のでしたね。

そこで千尋は頑張って働かせてほしいと湯婆婆に訴えるのです。すると、湯婆婆は、

「小娘に何ができる」

と、千尋を罵倒しながら、

「まったくつまらない誓いを立てちまったもんだよ。働きたいものには仕事をやるだなんて…」

と嘆きます。

湯婆婆には人間の千尋を雇う気はあまりなさそうでしたが、結果的に「誓い」があるから渋々雇うことになった、というシーンでした。千尋の訴えを無視して帰らせることもできただろうに、雇うわけですから、この「誓い」はかなり強制力が大きいことがわかります。

【考察】なぜ?湯婆婆が誓いを立てた意味は?

魔女の力を手に入れた代償

先ほど確認したように、湯婆婆の誓いは強制力のある面倒なものであるように見えます。そんな誓いを一体誰とどういう目的や意味で立てたのかが謎なのですが、湯婆婆の魔法の力を考えると、

湯婆婆の誓いは、魔女の力の代償

ではないかと考えるのが自然です。

いわば、魔法の力を得る代わりに、働きたいものには仕事をやるという契約を結んだ、と考えられます。

魔法の力で湯婆婆は千尋の両親を豚に変えてしまいましたし、そのほか空を飛べたり、鳥に変身したり、いろんなことができます。また湯婆婆は、腐れ神への対応を見ていても、金儲けのために社員を合理的に動かす立派な社長です。そんな人が自由に魔法を使えるようになったら、限度なく使ってしまうかもしれません。

そこで、この「誓い」を立てることで、ただただ金儲けをするのではなく、雇用を生み出し世の中に貢献しながら合法的に経済的に豊かになることが許されたのではないでしょうか。条件なしで雇ってくれるなんて、超ホワイト企業ですよね。

誰との誓いなのか?

では、湯婆婆は誰とそんな誓いを結んだのか、が気になりますが、それは本作のどこにも触れられていません。わかっていることは、銭婆によると、

  • 湯婆婆と銭婆は「2人で一人前」の「双子の魔法使い」であること

です。つまり、湯婆婆と銭婆は2人一緒で共同契約して魔女になっている、と考えられます。契約相手は「魔法を授けてくれる何か・誰か」です。湯屋にはたくさんの神様がお風呂に入りに来るのでしたね。ですから、

魔法を湯婆婆たちに与えたのも、湯屋にやってきた神様

かもしれません。

その契約を反故にしてしまうと、魔法も使えなくなる可能性があります。そうなると、金儲けをしたい湯婆婆は困るので必死です。

一方、銭婆は金にはあまり興味を示さず、田舎で魔法もほとんど使わず、自分で料理をしたり編み物をしたり、自分でなにかを作っていくことに重きを置いているようでしたね。

銭婆の契約印は何だったのか?

契約関係で、もう一つ疑問なのが、「契約印」です。

銭婆が持っていた契約印を、湯婆婆がハクに命じて盗ませました。結局、その契約印を銭婆から盗み出したハクは、契約印にかかっていた呪いによって死にかけてしまうのでした。

契約印は魔女の契約をするときに使用した印鑑

であると考えると、

契約印によって現在の契約内容を変更・修正することも可能

であると考えられます。

  • 「働きたい者に仕事をやる」という条件付きの契約を変えたい湯婆婆
  • 魔法を使えるようになりたいハク

のお互いの利害が一致して、契約印を盗み出すことにしたのでしょう。

銭婆が契約印を持っていたのは、湯婆婆の暴走にストップをかけるためです。湯婆婆が勝手に契約を変えたりしないように、双子の銭婆がストッパー役と務めたということですね。

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まとめ

ジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、湯婆婆の「働きたい者には仕事をやる」という誓いの意味と契約印について考察してきました。結論として、

  • 湯婆婆は魔法の力を得る代償として「誓い」を立てた
  • 誓いは、金儲けに走る湯婆婆が魔法を使って暴走するのを防ぐため
  • そのため、魔女の契約印を双子の銭婆が管理していた

という風に考えました。

『千と千尋の神隠し』は、非常に奥の深い映画ですので、考察してみるといろいろ楽しいですよね♪

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