魔女の宅急便のキキが飛べなくなった理由は生理?原作での説明は?

「魔女の宅急便」は、1989年にスタジオジブリ制作の4作目として宮崎駿監督が手掛けたアニメーション映画です。「となりのトトロ」の翌年に公開された本作は観客動員数260万人越えの大ヒット作になりました。

田舎から修行のために上京してきた魔法使い見習のキキが突然箒で飛べなくなってしまうのですが、これについて様々な理由が推察されています。中には「生理が関係しているのでは?」といった声も聞かれています。

今回は、

  • キキが飛べなくなった理由
  • なぜ生理が理由と言われているのか
  • 原作ではどのように説明されているのか

といったことを考察していきます!

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

キキが飛べなくなった理由は?

キキは急に箒で空を飛ぶことが出来なくなりますが、物語の中で彼女に起こった変化を見ていくとその理由が2つ考察できます。それは、

  1. 初めて人の悪意に触れたショック
  2. 思春期の複雑な感情への戸惑い

の2つです。

理由①初めて人の悪意に触れたショック

キキは、偶然出会った親切なパン屋のおソノさんのうちに住み込みながら宅急便屋を開業しますが、物事は順調にいきません。

初仕事で大切な贈り物を森の中に落としてしまったり(このハプニングによりキキは生涯の友に出会うので結果オーライですが)、老婦人の孫娘の誕生日に手作りパイを届けるのですが「わたし、このパイ嫌いなのよね」と冷たい言葉を投げつけられます。

これらの、うまくいかないエピソードはキキが飛べなくなったことに大きく関係していると思われます。お礼しか言われたことのなかった配達の仕事がまさか真っ向から否定されるとは思わなかったでしょう。

初めて人の悪意に触れたショックが
あまりに大きかったため

そのストレスによって、ほうきに乗ることができなくなり、楽しみにしていたパーティにも行けなくなってしまったのでは、と考えられます。

理由②思春期の複雑な感情への戸惑い

キキはパーティーに行けなかった後、淡い初恋のような感情を抱いた相手「トンボ」と距離を縮めましたが、トンボの女友達(しかもパイが嫌いな女の子)に嫉妬するという自分の感情に戸惑います。

ゆったりとした田舎で愛されて育ち、人間の善意しか知らなかった幼いキキは初めての感情に困惑したのです。

恋心や嫉妬といった複雑な感情を抱いたのは、田舎出身の13歳のキキにとっては全て初体験であり、こういった

思春期の複雑な感情への戸惑い

が、結果的にキキがほうきで飛べなくなったことにも影響した可能性があります。

相棒の黒猫ジジの声も聞こえなくなってしまいますし…自分で自分の感情が理解できないと、精神的な落ち込みも大きかったと思います…。

キキはまだ13歳の子供です。そんな小さな子供が、新しい環境で家族と離れて一人で生きていくのは相当なストレスですよね。体調を崩したり大きく落ち込んでしまうのも無理はないと思います。

飛べない理由はキキの生理と関係がある?

キキが一人前の魔法使いになるための修行に旅立ったのは13歳。このことは物語の中でも語られています。

13歳といえば多感な時期で、初恋をする方も少なくないのではないでしょうか。また身体的にも成長し女性は初潮を迎える時期でもあります。もしキキが新しい土地で初潮を迎えていたとしたら

初潮によってメンタルが不安定になって飛べなくなった

という風にも考察できると思います。

初潮とは最初の月経のことをいい、日本人の場合現在では平均11~12歳でむかえるとされています。
初潮をむかえた方は100人中12歳で32人、13歳で17人とされています(ユニ・チャーム調べ)。
物語の中のキキはちょうどこの年齢に当てはまります。
また、初潮の症状は「イライラ」や「腹痛」でホルモンバランスが大きく関係しているといわれています。

そんな多感な時期に、キキは人力飛行機に夢中なトンボに出会い、淡い恋心を抱きました。

確かに作中では、

キキがお腹を押さえる様子

も描かれていました。

見知らぬ土地で一人で初潮を迎えるのは衝撃で、精神的負担や身体的負担も大きかったと思われ、メンタルが不安定になってしまったのでしょう。

魔法を使うにはまじないの言葉を発するだけでなく、強く念じることが必要です。キキの母親でさえ動揺すると魔法を失敗してしまうことが物語の冒頭で描かれています。ただでさえ半人前のキキは恋する気持ちや焦り・嫉妬などで集中力が薄まり、魔法を念じる力が発揮できなくなってしまったようです。

また宮崎監督が「女の子ならわかる理由で飛べなくなった」と作品について語っていることから「女の子ならわかる」という解釈で、キキの初潮説が浮上したようです。

それにしても、『千と千尋の神隠し』の千尋にも初潮説が噂されており、宮崎アニメには少女の成長物語となると、生理や初潮といった描写を使う傾向にあるのかも…しれませんね。

原作ではどうなっている?説明があった?

魔女の宅急便は原作があります。

原作は角野栄子さんの児童書で「母の友」に連載されており、1985年1月25日に第1巻が発売されました。原作本は全6巻まで発売されていますが、映画『魔女の宅急便』は原作本の第1巻の前半を中心に制作されているようです。

結論としては

キキが突然飛べなくなった理由は、
原作でもはっきりと明言されていません

さらに、原作本の魔女の宅急便の最初のあらすじだけ見ていると、映画とほとんど違いがありません。

  • 魔女と人間の間に生まれた女の子キキが、
    魔女修行に旅立つという始まりで物語がスタート
  • 魔女になるには13歳の満月の夜に一人で違う町に
    旅立たないといけない決まり
  • 両親や友人に見送られながら、満月の夜に
    相棒「ジジ」と共に出発

という、映画でも描かれたストーリーが原作でも展開されています。

原作でもほうきで飛べなくなった理由が描かれていないのは残念ですが、それは、映画を観た人、原作を読んだ人、がそれぞれで感じ取ることなのでしょうね。

前述したとおり、13歳という多感な時期を考えれば初潮や、人生初体験の複雑な感情への戸惑いが、原因の一つではないかと、私は映画を観て思いました。

\映画『魔女の宅急便』の
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まとめ

ジブリ映画『魔女の宅急便』でキキが突然飛べなくなった理由について考察してきました。結論としては、

  • 彼女のメンタルが大きく影響
  • 生理(初潮)が関係している
  • 原作でも理由が説明されていない

ということが考えられそうだと、わかりました。

初潮のショックにより魔力を発揮できなくなったと思われますが、生理が数日で終了し、キキの心身が安定してきたところで、大事なトンボに危機が起こり彼女の最大限の力が発揮され、再び飛ぶことが出来たのではないかと思われます。

名作「魔女の宅急便」を少女が大人に成長するための物語として上記のことを踏まえながら見てみるとまた違った面白さが発見できるかもしれませんね。

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