【コナン緋色の弾丸】銀の弾丸をなぜ使う?狙撃は可能なのか

名探偵コナンの劇場版24作目の映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』では、赤井秀一が放つ銀の弾丸のシーンが魅力的でしたね。しかし、この銀の弾丸については、

  • 銀の弾丸を使ったのはなぜ?
  • かなり離れたところからの狙撃は可能だったの?
  • 狙撃距離はどれくらいだった?

など、多くの疑問を抱いた人も多かったのではないでしょうか。

あくまでアニメ作品ですので、全てを現実的に考えていくのはむしろナンセンスな部分もありますが、実際どうなのか?と、少し考えてみたいと思います!

目次

【おさらい】赤井秀一の銀の弾丸のシーン

赤井秀一が銀の弾丸を放ったシーンをおさらいしておきましょう。

まず、本作の舞台は、最高速度が時速1,000㎞の「真空超電導リニア」です。この超電導リニアはなんと、東京-名古屋間を25分で移動できるという、すごい乗り物なのです。

映画クライマックスで、超電導リニアに乗った犯人を狙撃するために、赤井秀一は、

  • 名古屋から、東京方面に向かう山梨手前にいるリニアへ
    スナイパーライフルで狙撃
  • 弾丸はリニアの素材を貫き、見事犯人の狙った場所へ狙撃成功

という、神業をやってのけました。

もちろん、犯人と同じく乗車していたコナンの協力があってこそでしたが、スナイパーとしての卓越したスキルを持っている赤井秀一だからこそできた妙技です。

赤井秀一はなぜ銀の弾丸を使った?

赤井秀一は、リニアに乗る犯人を狙撃するために、銀製の特別な弾丸をわざわざFBIに準備させて使用しました。なぜ、銀でないといけなかったのか、調べました。

リニアの電磁石の影響を受けないため

赤井秀一が銀の弾丸を使ったのはなぜなのか、結論から申し上げると、

弾丸がリニアに使用される磁石の影響を受けないようにし、
狙撃の正確性を高めるため

です。

リニアはそもそも、超電導磁石を使って電流を作り出し、車体を浮かせて超高速で移動することを可能にしています。要するに、磁石の力が使われているということです。

磁石には金属がくっつきますね。

弾丸は多くが鉛でできていて、鉛自体は磁石にはくっつかないのですが、その周囲を銅合金や鉄でコーティングしていることがよくあるそうです。特に、対装甲用になってくると、弾頭の先端に鋼鉄の芯を入れて、金属の装甲版でも貫通できるような仕様になっているみたいです。

弾丸は、その使用用途によっていろんな成分が使われていますが、要するに、さまざまな金属が使われている弾丸を使用すると、それらの金属がリニアの超電導磁石の影響を受けてしまい、うまく狙撃できなくなるわけです。

今回は特に、かなり緻密な計算が必要となる狙撃でしたから、金属に反応しない銀100%の弾丸をFBIに作らせたのでした。

ストーリー性を重視

「銀の弾丸」が使用されたのには、もう一つ理由があると思われます。というのも、

赤井秀一と江戸川コナンは、
「銀の弾丸(シルバーブレット)」と呼ばれている

からです。

つまり、本作は「シルバーブレット」の2人が協力して、実際に「銀の弾丸」を使って事件を解決するという、ダブルミーニングになっているのですね。

「シルバーブレット(銀の弾丸)」、つまり銀でできた弾丸は、西洋では狼男や吸血鬼などを撃退できるものと言われています。確かに、吸血鬼に対抗するには「銀」ですよね。狼男も撃退できるみたいです。

上記のような語用から比喩表現として転じて、「厄介なものを一撃で葬るもの」といった意味で用いられることがあります。

赤井秀一は、黒の組織にとっての「シルバーブレット」として、組織の黒幕「あの方」から組織を壊滅させるほどの力を持った人物、として警戒されていました。組織のベルモットも未だに赤井秀一をそう呼んでいるのです。

ちなみに、ベルモットは過去にコナンに助けられたことがあったため、コナンのことも「シルバーブレット」と呼んでいます。シルバーブレットという名のカクテルもありますから、黒の組織らしい「なぞかけ」ですよね。

赤井秀一が銀の弾丸を使用したのには、深い理由があったのですね…。

狙撃は可能だった?

銀の弾丸を使用した理由は、おおかた理解できたとして、そもそもかなり長い飛距離の狙撃は可能だったのか、調べました。

狙撃距離は?

冒頭でお伝えしたように、赤井秀一は名古屋から山梨の手前を走っているリニアに向けて狙撃しています。その狙撃距離はなんと、

10万ヤード≒100㎞

です。

規模が大きすぎてイメージしづらいですが、狙撃の射程世界最長記録は3,540mですので、赤井秀一は全然レベルが違う記録的な距離を成功しています。しかも、途中リニアを貫通させていますしね…。

ちなみに、3,540mを記録したのは、2017年にイラクで活動していたカナダ軍特殊部隊のスナイパーです。イラクくらいの高い建物とか障害物があまりない土地だからこそ、できたことなのかもしれませんね。

重力や空気抵抗の影響は?

いくら銀の弾丸を使用して磁石に引っ付かないようにした、といっても、重力や空気抵抗の影響は受けます。もちろん重量によって弾丸の軌道は落ちるでしょうし、空気の摩擦抵抗によって速度も落ちるはずなのです。

しかし、それらの影響を無視することを可能にしたのが、リニアの「電磁誘導」と「真空トンネル」です。結論、

電磁誘導と真空状態によって、
重力と空気抵抗の影響を受けずに弾丸を飛ばせた

というのです。

FBIのキャメルが劇中で、このような説明をしています。

リニア浮上用の電磁石との間に起こる電磁誘導の原理で
浮上した時速1,000キロの銀の弾丸
が、
真空トンネルに入れば、
重力の影響と空気抵抗も受けず
スピードを保ったまま
リニアを追える。

もしリニアが急減速して、
減速時間が長く続けば、その間に銀の弾丸は
リニアの超軽量素材を貫く。

そのとき、車内のあらかじめ計算された位置に
犯人の急所があれば、狙撃が可能。

『名探偵コナン 緋色の弾丸』

どうやらキャメルによると、

  • 電磁誘導の原理で、銀の弾丸は浮き、
    重力の影響は受けない
  • 真空トンネルなので、
    空気抵抗も受けない
  • よって、銀の弾丸は時速1,000キロを保ったまま
  • リニアの方が減速すれば、
    銀の弾丸がリニアに追いつき狙撃できる

というのですね。

なんだかもっともらしい説明に聞こえるので、そうなのかな~と思ってしまいます(^^;

本作『名探偵コナン 緋色の弾丸』では、世界的なバルク超伝導体の研究者である芝浦工業大学の村上雅人学長という先生が技術監修を行ったそうなので、超電導に関する部分については技術的にはかなり信頼できるのではないかと思います。

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まとめ

映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』で、赤井秀一が銀の弾丸をなぜ使用したのか、狙撃は可能だったのか、狙撃距離はどれくらいだったのか、等の疑問について調べてきました。結論としては、

  • 銀の弾丸を使用したのは、
    磁石の影響を受けないようにするためと、
    ストーリー性を重視したため
  • 狙撃距離は約100㎞
  • 電磁誘導と真空トンネルのおかげで
    狙撃は可能
    だった

ということが、考えられました。

理論的に可能だったとしても、現実問題どうなのか、という話は残りますが…、そんなことより、とんでもない離れ技を披露した赤井秀一がかなりかっこよくて、楽しめる映画ですよね♪

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